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カウンセリングの基本スキルに「傾聴」という概念があります。
- 2012/8/14
- 黒田めぐみの資格活用法
こんにちは、心理カウンセラー☆黒田めぐみです。
相談業務をしていると、ふと「これでいいのかな?」「うまくいかなかったかな?」「相手に寄り添えなかったかな?」と、迷うことが出てきます。
そういう時は、基本中の基本に立ち戻るに限ります。
基本中の基本とは?
「傾聴の姿勢」です。
カウンセリングの基本スキルに「傾聴」という概念があります。
傾聴とは、クライアントのあるがままを受け入れ、共感し、関心を持って関わる姿勢を持って、話を聴くことです。
具体的な手法としては、
①適切なアイコンタクト
②うなずき、相槌
③ペーシング
④伝え返し(オウム返し)
⑤要約
・・・などがあります。これはニワトリとタマゴのような関係です。
積極的にこれらの手法を使うと傾聴できるとも言うし、傾聴の姿勢を持って聴くと、自ずとこれらの手法を使っている・・・とも言えます。
ですので、手法が大切でもありますが、聴き手の姿勢や心構えをしっかり確立する方が小手先の対応にならずに済むと言えます。
それでは、聴き手の姿勢や心構えとは?
□人は自己成長力を持っていて、その可能性を信じている。解決するのはクライアント自身である。
□カウンセラーは、自己一致し、ありのままを受容し、共感的に理解しよとする姿勢を持つ。
と、いう前提を踏まえ、
1.聴き手の思い込みを外す。
2.クライアントのペースを大切にする。
3.言葉以外のコミュニケーションにも気を配る。
4.聴き手自身の状態にも気づく
そうしていると、
□クライアントと聴き手との間に、信頼関係が生まれ、安心した状態環境が作れます。
自分の問題と向き合う時には、勇気がでるような状況が大切です。
□ありのまま受け入れられていると、内面を語りやすく、語ることでカタルシス効果(浄化)が起きやすくなります。ゆとりや冷静さを取り戻せ、否定的な自己を受け入れることにもつながります。
□カウンセラーを鏡のようにして、自己洞察がすすみます。
□自己防衛が緩んで、変化への準備が促されます。
・・・ということになります。
迷ったら、基本に戻れ!!・・・鉄則です。
ということは、戻れる基本を身につけとかないと、戻れなくて迷子になりますね。
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・・・というわけで、こんな講座を開催します。
カウンセラーでなくても、セラピストの方など相談業務隣接業界の方でもOKです。
傾聴に役立つ、ちょっと新しい手法もお届けします。
心理カウンセラー・コーチのための「傾聴クリニック体験講座」
~傾聴に限界を感じているカウンセラー必見~
日時 : 8月27日(月)13時~15時
場所 : エムアンドアイカウンセリングルーム
料金 : 3,000円
定員 : 6名
今回はプライベート講座ですので、告知も料金もこっそりと控えめです。
このスタイルで開催するのは、最初で最後かもしれません。
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