【コラム: 栗原 彩】無性に食べたくなる異食

栗原彩

こんにちは。
Beauty conductor 栗原 彩です♬

世の中には土や紙、粘土などを
無性に食べたくなる異食症という病気があるそうです。

特に、鉄分が欠乏しやすくなる妊娠期の女性に
多く起こりやすいそうなのですが…
近年は妊娠していない若い女性にも多い症状だとか。。。

レストランやカフェで
グラスの氷をバリバリと食べる方
まれにいらっしゃいますが

この場合ただ単に
氷が好きで食べる人はいいのですが
そうでないケースの時は
これも異食症の中の

“氷食症”という症状なのだそうです。
「無性に氷が食べたくて仕方がない」
という衝動に駆られ
好きでもないのに食べてしまう……。
心当たりのある方は“氷食症”かもしれません。

この氷食症の原因は
ずばり体内の鉄分不足!

赤血球が不足することで
脳に十分な酸素が行き届かず
自律神経に狂いが生じ
体温調節がうまく出来なくなる
これが氷が無性に食べたくなる理由と考えられています。

女性は毎月生理が来るので
ただでさえ鉄分を失っ
貧血になりやすいのですが
この氷食症は
近年では約2割の女性が発症しているというくらい
増えているようです。

氷食症の特徴として

(1)無性に氷が食べたくなり
一日に製氷皿ひと皿以上の氷を食べる

(2)眩暈などの貧血症状がある

(3)口の中の温度が高く、冷たいものを欲しやすい

(4)持久力が低下した(疲れやすい)

(5)顔色が優れない

(6)寝起きや寝つきが悪い

季節を問わずに氷を食べ続けてしまう氷食症は
身体を冷やしてしまい胃腸を悪くするだけでなく
固いものを噛み砕くことで
顎関節症を併発することもあります。

この氷食症の予防法として
まずは、根本の貧血を予防するのが効果的です。

(1)適度な運動をしてヘモグロビンを増やす

(2)十分な睡眠をとる

(3)大豆やレバー、ほうれん草、プルーンなど
鉄分の多い食品を積極的にとる
(成人女性は、一日に15~20mgの鉄分が必要)

(4)赤血球を作る葉酸が含まれる緑の葉野菜
海藻類、大豆製品を積極的に摂る

(5)食事で補いきれない鉄分は、サプリメントなどで補う。
その際には鉄分の吸収を助けるビタミンCも摂取する

ご紹介したような症状に心当たりがある方は
まずは病院で血液検査をしてもらうことをオススメします。

貧血は、氷食症以前に肌の新陳代謝を悪くし
潤いやハリをなくすことにも繋がりますので
普段から鉄分を意識した生活を心がけたいですね。

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