【コラム: 森田朝美】第22回テーマ:【日本のリスクをご存知ですか?③】

森田朝美

海外資産運用アドバイザーの森田朝美です。

日本にお金を置いておくことがいかにリスクなのかをお伝えする第3回目です。

前回まで、日本の財政の現状をお伝えしました。

ここで一度、日本、及び世界の財政の破綻危機の過去を振り返ってみたいと思います。

日本の財政事情がピンチだとお伝えしても、どうにかなるとか、何も起こらないのでは?と思う方もいらっしゃるでしょう。

でも本当にそうなのでしょうか?

実はかつて日本では預金封鎖が行われたことがありました。

*「預金封鎖」…財政が破綻寸前になった場合、銀行預金の金融資産の引出しを制限すること。

これは昭和21年に実際に起こった事実です。

過去に起こったことが将来も起こらないという保証はありません。

ということは、これまでお伝えしたとおり、日本は世界一の借金大国であり、その額は毎年40兆円ずつ加算されており、現在は1,100兆円にも上っている国のため、今後も預金封鎖を始めとする「何か」が起こらないとも限らないのです。

そんな日本にお金を置いておくことはリスクになりませんか?

最近、海外に銀行口座を開設する人が増えていますが、その理由の1つに自分の資産を守りたいというものがあるのです。

日本では元本保証にこだわる人は多いですが、そもそも銀行や政府が破綻したら元も子もありません。

日本人はあまりにもリスクに鈍感です。

対策をすでに行っている人は多いです。

自分の資産を守れるのは自分自身だけなのです。

それでは次回の記事でお会いしましょうね。

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