【コラム: yukiko】「色と食の旅プロジェクト」イベントから5カ月、30代石巻漁師の取り組み

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色彩総合プロデューサー&ファッションスタイリストのyukikoです。
色彩イベント「色と食の旅プロジェクト」~隠れ旬を味わう!オイスター活力祭~でお招きした宮城県石巻市荻浜地区の30代漁師お二人と5カ月ぶりに会いました。宮城県漁業協同組合 石巻地区支所青年部として、代々木公園で開催されていたスペインフェスティバル(フィエスタ・デ・エスパーニャ)に出店。彼らは普段から漁に出ているため、滅多に東京に来られません。6月の「色と食の旅プロジェクト」イベントに来てもらったときも、先輩や仲間の方々の理解と協力のもと実現しました。

漁師の久米さんと豊嶋さんは、東日本大震災をきっかけに漁師になった経歴を持ちます。久米さんは千葉県出身、豊嶋さんは石巻市で塾講師をしていました。「まだ漁師として修業の身です」と話す二人ですが、「色と食の旅プロジェクト」で彼らの牡蠣を紹介するようになったきっかけも2年前の「フィエスタ・デ・エスパーニャ」でした。石巻市の牡蠣をもっと皆さんに知ってもらいたい・・・そのように話してくれた久米さんの言葉が「色と食の旅プロジェクト」を実現に導いたのです。牡蠣は安全面のチェックが厳しい食材のため、イベント開催に際し本当に多くの方々にご尽力をいただきました。
現在、私は色彩プロデューサーとして「色と食の旅プロジェクト」「かごしま芋焼酎コミュニティナイト」など、地域の方々とつながって色彩五感教育イベントを企画運営していますが、「色と食の旅プロジェクト」~隠れ旬を味わう!オイスター活力祭~での人の縁やありがたさを実体験したことは、その後のイベントを展開する上で大事な教訓になっています。大変学びの多いイベントでした。

先日お会いした時、久米さんと豊嶋さんに「色と食の旅プロジェクト」に参加した後、心境や環境の変化があったかを聞いてみました。
「単に6次産業として漁に携わるのではなく、自分たちの仕事の先には牡蠣を食べてくれる生活者がいる。その目線を常に持って漁師という仕事をしたい。また、牡蠣の専門家にも今以上に納得してもらえるよう、生産方法の研究や品質の向上に努めたい」
今回のイベントも宮城県漁業協同組合の方々と連携体制を強化して参加したそうです。石巻市の漁を知ってもらうために小冊子を作ったり、殻つき牡蠣の産地直送販売を開始したりと生活者に様々な試みで発信していました。

石巻市とスペインは歴史的な関わりがあります。17世紀、仙台藩主 伊達正宗がヨーロッパに慶長遣欧使節団を送りました。渡航の出発地が石巻市牡鹿半島、到着地がスペインでした。その背景があって「フィエスタ・デ・エスパーニャ」ではここ数年、宮城県石巻市漁師のブースが設けられています。まだまだ歴史的なストーリーが存在する宮城県石巻市の漁場。漁師お二人を始め、向上心を持った方々が大勢いらっしゃいます。「色と食の旅プロジェクト」のイベント参加者も、各々が彼らに会いに代々木公園へ足を運んだようです。イベントが終わっても繋がっている縁があります。
弊社 色彩総合プロデュース「スタイル プロモーション」のイベントをきっかけに、皆さんの縁が広がったり仕事に対する想いがプラスに働いていることは、企画者としてとても嬉しく光栄なことです。私も彼らに負けないように頑張らねば!常に前を向いて歩んでいきたいですね。

◆色彩総合プロデュース「スタイル プロモーション」Facebook 
(「色と食の旅プロジェクト」「鹿児島芋焼酎コミュニティクラブ」運営)

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