【コラム: yukiko】生産者の「未来の色」を感じた鹿児島出張

yukikoの資格活用法

色彩総合プロデューサー&ファッションスタイリスト yukiko です。

鹿児島県酒造組合 青年会総会にて「ビジュアルプロモーション」の講演を行いました。「ビジュアルプロモーション」とは、視覚効果を狙った振興・奨励・販売促進のことであり、広告宣伝やイベント、商品企画において効果的な手法です。

本格焼酎ファン、鹿児島ファンを増やすためにどのようにすればよいのか・・・。
ファッションスタイリストとして「ブランド構築」を行う上で、現場で実践しているノウハウと実例を織り交ぜてお伝えしました。蔵元以外に、鹿児島県庁、観光連盟、特産品協会、熊本国税局鹿児島税務署など、多くの方が聴講のためにお越し下さいました。

講演の感想を一部ご紹介致します。

「日々何となく感じていたことを実際の言葉で納得させてもらった。新たな発想として仲間にも伝えたい」
「もっと危機感を持ち、個々で頑張る部分とみんなで頑張る部分とバランスよく切磋琢磨していきたい」
「視覚的効果の話が具体的で勉強になった」
「データーで実証されていて分かりやすかった」
「心に刺さる内容。すぐに実践していきたい」

私もひとりの「本格焼酎ファン」として、皆さんの更なる飛躍を期待し、応援したいと思います。

今回の鹿児島出張は、弊社が掲げている<色彩の楽しさ、有効活用>を、生産者および県組織の方々に共感してもらえる有り難い機会となりました。
同時に、色々なことを考え、多くの刺激を受けました。

蔵元の皆さんは、100年以上の伝統と歴史を受け継いでいる方々です。様々な波を乗り越えて「今」をに至っています。私よりもずっと背負っている物が大きい・・・。各蔵の話を聞くだけでも本当に勉強になりました。

・自分自身の可能性は、「人の出会い」によって広がるものだということ。
・「芯のある想い」は必ず”相手”に届き、前進する力になるということ。
・目の前にあることに真摯に向き合い、自分が出来ることを懸命に行っていれば「結果」は後からついてくるものだということ。

様々な場面で「人の強さ」や「開拓する力」を感じた今回の鹿児島出張。

私が本音で話し、情報交換をしている蔵元は「焼酎作りは作り手の心が出る。だから焼酎づくりには嘘がつけない」と語っています。そのため妥協がありません。その銘柄を飲むたびに、作り手の精神が焼酎に投影されていてこそ、作り手にとって「成功」と言えるのではないかと思うほどです。
「自分自身」を分かっていなければ、相手を「納得」させることはできない・・・と仕事柄理解しているのだと思います。

蔵元の皆さんは「自分に正直な方」が多いような気がします。常に酒づくりで自分と向き合い、お酒と向き合っているからなのでしょう。「素直さ」を持ち合わせている蔵元の皆さんと接していると、私の「素」や「核」の部分も表面化します。本音で情報交換をしたくなります。話しているうちに「新たな自分」に気付いたり、「自分の本質」を自覚することが多々あります。
年齢や性別、役職関係なく自分の身の回りにこのような方々が存在するのが、今の「私の財産」です。

(私も含め)前進する先に何が見えるのか・・・蔵元の皆さんそれぞれの「未来の色」を感じずにはいられない、とても有意義な時間でした。
お世話になった皆さま、ありがとうございました。

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