【コラム: 森田朝美】第20回テーマ:【日本のリスクをご存知ですか?①】

森田朝美

海外資産運用アドバイザーの森田朝美です。

日本にお金を置いておくことがいかにリスクなのかを今回からお伝えしたいと思います。

仮にあなたが年収500万円だとします。

それに対して、使うお金、つまり支出が900万円だったとしたら、完全に
「赤字」ですよね?

でも支出は900万円必要だとしたら、差額の400万円、どこから調達しますか?

人によっては家族や親戚からお金をもらう、という方法もあるかも知れませんが、何せ額が大きいので、そう簡単にはいきません。

となると、ほとんどの人が銀行等から借金をすることになるのではないでしょうか?

うわー、私はそんな借金をしないから、関係ないわ、と思っているあなた。
実は関係、大ありなんです。

どういうことかと言うと、実はこれ、日本の現状なんです。

日本は毎年国としての収入が約50兆円しかないのに、国家予算(支出)は年間90兆円にも上ります。

つまり、40兆円もの赤字なんです。
しかも国家予算は今年だけのことではなく、毎年必要です。
そのため、これまでの累計で国の借金はすでに1,100兆円を超えています。

ちなみにその借金はどうやって調達したかというと、国債を発行しているのですが、国債というのは、満期になれば返さなくてはいけない、つまり借金なのです。

だから政府は、増税したり、いろいろな対策を打って出ているのですが、何せ額が大きすぎて、いつまで経っても返せるものではありません。

しかも国債(借金)は金利を払わなくてはならず、その額も増える一方です。

日本が今どんな状況なのかを知ることで、今後のお金の預け先の対策を知ることができると思います。

長くなりますので、次回に続きます。

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