アフタヌーンティーの始まりについて

井上 麻佐子

こんにちは。

20160128

今日は、皆さんもよくご存知のアフタヌーンティーの始まりについて。

アフタヌーンティーは、1840年頃、第7代ベッドフォード公爵夫人であるアンナ・マリア・ベッドフォードが、彼女のお屋敷であるウォーバンアビーのブルードローイングルームで始めたものです。

当時、イギリスの上流階級では、朝、起きると、ベッドで紅茶を飲み、イングリッシュ ブレックファースト(豪華な朝ごはんの代名詞ですよね)を食べると、その後は、ディナーまでの長い時間を空腹に耐えていたのです。

そこで、ベッドフォード公爵夫人は、メイドに、自分のドローイングルーム(=応接間)にパンと紅茶を持ってくるように頼むようになりました。
小腹を満たすティータイムは、女性たちを魅了し、たちまち、貴婦人たちの間で大流行し、女性たちの集まる社交の時間となっていきます。
優雅な時を過ごすためのセッティングは、あくまでエレガントに。
そのためのルールとマナーはまた、次の時間に。

 

 

 

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井上麻佐子のプロフィール

井上麻佐子井上 麻佐子 (いのうえ まさこ)
株式会社ザ・ブーケ 代表取締役

慶應義塾大学 経済学部 卒業後
モルガン銀行 リーマンブラザーズ証券会社 勤務
イギリス在住を経て、
株式会社ザ・ブーケ代表取締役に就任。現在に至る。

外資系金融業界を経て、イギリスにて、花装飾と生活芸術の世界と出会い、
1988年より、ヨーロッパ上流社会の生活の中での芸術、文化、習慣を学ぶ。
帰国後、花装飾の仕事とともに、2009年より、The Art of Living(生活芸術)の講座、
講演、および、執筆活動を行い、ヨーロッパの行事、習慣などを、様々な角度から、そのストーリーととも伝える活動に従事。
旅行に行ったり、映画を見たり、絵画を鑑賞したりする、現在に生きる私たちの楽しみが、より深くなる、楽しいヨーロッパの歴史、習慣をわかりやすく紹介。
美術館鑑賞 他、多数のイベントを企画。
2013年〜2015年 NHKラジオ第1 「ごごまり〜」レギュラー出演
〜暮らしに華を〜担当:毎回、ヨーロッパの伝統文化、習慣などを生放送で解説
2014年、2015年と、講座受講者とともに行く、「イングランド、スコットランドのツアー」を開催している。

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