「すでに検定は合格しているのですが、どのように活かしたら良いですか？」

私が企業のカラーやファッションの講師で伺った際、初めてお会いする受講生からこのような質問を受けることがあります。この質問が出てくるということは、現在その方は”資格やスキルを活かしきれていない”のです。せっかく時間とお金をかけたのに、もったいないことですよね。

「もともとセンスがないのですが、色の勉強をしたらセンスが良くなりますか？」
次に多い質問です。センスとは”感覚、感性”のことです。生まれ持った先天的に持っているセンスと、自分の経験や知識で培う後天的なセンスがあります。先天的なセンスは、自分自身の感覚が判断基準になるため”主観的”なものです。仕事において接客や周囲とのコミュニケーションをとるには”客観的”な感覚が求められます。つまり、自分の経験や努力を積み重ねた「後天的なセンス」が仕事では大切なのです。

カラーやファッションの資格は取得すると、自分自身に華やかでお洒落な「看板」が加わりますが、掲げて終わりになっていませんか？色やファッションの知識・スキルを”何に”活かしたいのか「ゴール」が見えていますか？そして「ゴール」に向かって取得後も「後天的なセンス」を磨いていますか？行動していますか？

アベノミクスや今春の消費税増税の動きによって、徐々にではありますが、ファッション業界や美容業界の景気も変化が見られています。「資格は取って終わり」ではなく、世の中に合わせた「ゴール」を定め「後天的なセンス」で対応し続けていくこと。私自身も、それが出来る人でありたいと思って今週も活動しています。

◆ファッションスタイリスト&カラーディレクターyukikoの日々の活動◆
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