【コラム:田坂州代】第5回 筆跡美人1分レッスン その2

田坂州代

「書家 田坂州代の 筆跡深層コーチング」
第5回 筆跡美人1分レッスン その2

皆様ごきげんよう。
書家・筆跡ブランディングアドバイザーの田坂州代(たさか・くによ)です。

毎日目にする自分の筆跡。好きですか。嫌いですか。
自分自身が「気分よく眺められる」と心にも良い影響がもたらされます。

「自分の筆跡がキライ」
「自分の筆跡にコンプレックスを抱いている」
「芳名帳が苦痛」
という方、ご安心ください。
ほんのちょっとしたコツで、ぐっと見映えが変わります。

さっそく、当サイトを運営している高村祐紀子さんの筆跡です。
tasaka140502-1.jpg

もともと線にハリがあって、はつらつとした良い字ですが、

tasaka140502-2.jpg

木偏(きへん)にご注目下さい。

木偏の右半分のほうが大きいです。
そこまでいかなくても
木偏の左右を同じ大きさに書く人は、普段横書きばかりの現代人に多いです。

実は、同じ「木」でも、偏(へん)のときと、旁(つくり)のときでは

下記のように形が異なります。

tasaka140502-3.jpg

「木」は左右が同じ大きさですが、
木偏(きへん)やノギヘンになると、右半分を小さくして、
旁(つくり)のためのスペースを確保しているのです。

tasaka140502-4.jpg
もし木偏(きへん)の左右を同じにすると上記の上段のようになってしまいます。

tasaka140502-5.jpg
同じ「木」でも、偏(へん)のときと、旁(つくり)のときでは形が異なる、
これが今回のポイントです。

ではまた次回、このサイトでお目にかかりましょう。
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「書家 田坂州代の 筆跡深層コーチング」は下記のメニューでお届け致しております。

毎月第1金曜日 筆跡美人1分レッスン(ワンポイントで貴女の文字が変わるコツ)
毎月第2金曜日 心に美のエッセンス(美術館、劇場、本やCDの紹介)
毎月第3金曜日 Kanji in English(貴女のお名前の漢字を英語で説明)
毎月第4金曜日 今月の絵手紙(季節のおたよりを貴女へ)
第5週目のある月 おたのしみ

心に届く手書き毛筆
書家 田坂州代(TASAKA Kuniyo)公式サイト
http://shodo-tasaka.com

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