【コラム:田坂州代】第10回 筆跡美人1分レッスン その3「成」

田坂州代

毎日見る自分の文字、なりたい自分になる方法はそこから始まります・・・
「書家 田坂州代の 筆跡深層コーチング」
第10回 筆跡美人1分レッスン その3「成」

皆様ごきげんよう。
書家・筆跡ブランディングアドバイザーの田坂州代(たさか・くによ)です。

毎日目にする自分の筆跡。好きですか。嫌いですか。
「なりたい自分」に「ふさわしい筆跡」を身につければ、
その実現に向かって深層心理に良い影響を及ぼします。

「自分の筆跡がキライ」
「自分の筆跡にコンプレックスを抱いている」
「芳名帳が苦痛」
という方、ご安心ください。
ほんのちょっとしたコツで、ぐっと見映えが変わります。

今回は「成」という文字を採り上げます。

tasaka140606-1sei.jpg

「成」は単体としても、「城」「誠」などの旁(つくり)としても、普段よく用いる字のひとつですが「かたちのバランスがとりにくい」とおっしゃる方が多い字でもあります。

そうおっしゃる方の中に、右のように書いている方はいませんか?

tasaka140606-2seikaki.jpg

正しい書き順は左です。

書き順はルールだから守らなければいけないもの、というよりも、美しく早く書くのに適した順なので、これが書き順として定着したと考えるほうが自然ではないかと私は思っています。それが証拠に、一つの文字でありながら複数の正しい書き順を持った字もあります。

(例「上」)

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また、「成」を書く際に、下記の右のように捉えるよりも左のように捉えたほうが、字形のイメージが掴みやすいです。

tasaka140606-6.jpg tasaka140606-4.jpg

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線が反っているので目がだまされますが、実は上下の始点と終点は、皆さんが思っているよりも垂直に近いです。

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「書き順は美しい字形の近道」
これが今回のポイントです。

ではまた次回、このサイトでお目にかかりましょう。

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http://shodo-tasaka.com

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