
世界的な金融市場の混乱
10月になり、落ち葉を集めるのが、日課となりました。
ガーデンセンターで売られている花の種類は、菊やシクラメンとなり、他には、来年の春、庭を華やかに飾ってくれるチューリップや、スイセンなどの球根が売り場を埋めています。
現在のロンドンの気候は、ちょうど、東京の11月中旬くらいで、最高気温が17℃、最低気温が10℃くらいです。 暖房を入れるには、十分な寒さかと思いますが、今年は、暖房を入れることをためらってしまう状況になっています。 それは、この夏から言われていたことですが、電気代が17%、ガス代に至っては、35%の値上げとなるからです。
ガス代は、イギリスの場合、2か月に一度の請求になりますが、窓の改修もせず、隙間風の多い一軒家(4LDK)の我が家の場合、昨年のピーク時のガス代は、500ポンドを超え、大きな負担となりました。
日本でも、インフレが問題になっていますが、こちらイギリスのインフレ率の上昇もますますひどくなっています。
日々の暮らしに直結するものが5パーセントから10パーセントくらいの割合で、突然値段が変わっていることや、同じ値段でも量を減らされていることから、物価の高騰は日々感じています。
物価上昇とともに、世界的な金融市場の混乱が、イギリスでも大きな問題となっています。
500億ポンドの公的資金注入の決定で、不安感が落ち着くことが望まれますが、現在の労働党
ブラウン首相に対する世論は、厳しくなっています。
娘の通うインターナショナルスクールの生徒の父兄には、シティで働いている人が多くいます。
私の身近であった大変ショックなことは、PA活動を積極的にこなしていた、双子の母親である、アメリカ人女性のご主人が、破産したリーマン・ブラザースのロンドン支店で仕事をしていて、
もちろん、突然職を失うことになったことでした。
彼女たちは、学校から至近の大きな家を借りていましたが、リーマンの倒産のため、アメリカに家を買い、そちらへ現在持っている家具を送ることにし、もっとコンパクトな家に引っ越すことになりました。
アメリカ人らしく、初めて会った人にも、とてもフレンドリーで、明るい彼女が、大変な困難に
直面しなければならなくなったことを、大変気の毒に思っています。
しかしながら、娘と同学年の彼女の双子たちが、突然の環境の変化に動揺しているに違いないのに、インターナショナルバカロレアの課程に入り、ますます多くなった学校からの課題に、前向きに取り組んでいる様子を見ていると、たくましさを感じると同時に、将来への明るい
展望が期待できます。 逆境にあっても、自らの道を自ら切り開いてゆく意志があれば、
必要な力をきっと身につけていけることでしょう。 子供たちの努力が報われ、
生きることに希望を見出せる社会を、わたしたち大人は、残していけるよう、努力したいと思います。

