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夏休み

日本の酷暑と比べ、今年の欧州の夏は、少し物足りないくらいの涼しい毎日です。
特にイギリスでは、去年同様、涼しさを通り越し、場所によっては、震えるような寒さです。
例えば、7月中旬に2泊3日の旅行で訪れた湖水地方。ピーター・ラビットの作者ベアトリクス・ポターが住んでいたことで有名な場所ですが、ここでは、真冬に着ているダウンジャケットを着込むことになりました。

とはいえ、8月は日本でもお盆を中心に連続休暇をとる方たちが多いように、イギリスでも、夏休みとして、一般的には2週間の休暇を取る人が多い時期です。
今回は最近のイギリスの休暇、観光にまつわる話題をお送りします。

休暇の過ごし方は、景気の動向を映しだすものですが、欧州で一番の景気の良さを謳歌しているイギリス人が休暇で遊びに行きたい国として選んだのは、今までトップであったオーストリアやスペインを抜いて、アメリカであることが最近の新聞で発表されていました。

どんよりとした雲に覆われる暗い毎日から、日差しを思い切り浴び、日常から解放されて気分をリフレッシュすることが、イギリス人にとって最高のホリディでした。
スペインのマジョルカ島、また季節の逆転するオーストリアがその意味で、イギリス人に好まれていました(ちなみに、うちの隣に住む50代のインド人のご夫婦は、去年のクリスマス前に2週間、オーストラリアに旅行に行き、2週間の滞在では足りないくらい、楽しくて、他にも見たい所がたくさんあった、と言っていました)。

しかし、現在、対ドルに対しても非常に強くなったポンドの勢いで、少し足を伸ばして、同じ英語圏でも全く文化の違うアメリカに行ってみたい、と思う人たちが増えてきているようです。

一方、イギリス内における観光産業も、以前わたしが住んでいた頃より、ずっと盛んになっています。 我が家は、もともと史跡を訪ねることに興味があり、田舎の古城やローマ時代の遺跡、その他地方の町を13年前も週末ごとに訪ね歩いていました。
その頃は、UNESCOのWorld Heritage Site (世界遺産)として登録されている、Stonehenge(ストーンヘンジ、先史時代の遺跡)も、入場料を払うだけの簡単な入り口があるだけで、立ち入り禁止の場所を示すロープが遺跡を囲っているだけでした。

しかし、今では、National Heritage(国家遺産)として、保有、管理され、各国語に対応するポータブルのオーディオ・ガイドも用意され、ガイドブックがなくても、外国人もその遺跡が持つ意味を理解しやすくなりました。 オーディオ・ガイドは、かなり多くの観光地に置かれ、入場料に含まれる場合と別途使用料がかかる場合がありますが、大変便利です。 

北京の次は、ロンドンでオリンピックが開催されます。 このオリンピックに対する意気込みは大きく、競技場はもちろんのこと、観光客の受け入れのためにも、さまざまなインフラを整えているところです。 ロンドンの変ってゆく様子をまたお伝えしたいと思います。

望月和子


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