3月から4月にかけて、送別会、歓迎会などのパーティーが開かれることも多い季節です。

井上 麻佐子

3月から4月にかけて、送別会、歓迎会などのパーティーが開かれることも多い季節です。

パーティーという言葉自体は、もともと、「同じ目的で集う集団」という広い意味を持っています。 ですから、販売促進会、政治政党などにも、パーティーという言葉が使われいます。(例えば、自由民主党は the Liberal Democratic Partyですよね。)

でも、今日は、私たちがイメージする、いわゆるパーティーの「招かれる側」についてお話しします。
欧米では、招待状の来るパーティーがとても頻繁に行われています。
招待状が来るからといって、ロングドレス着用などのフォーマルパーティーだけではありません。 子供達のお誕生日パーティーも、必ず、招待状でお招きされるからです。

招待状が来たら?
まず、すぐにお返事を。お返事は、3つ。
「行ける」「行けない」「わからない」
この「わからない」の場合にも、取り急ぎ、わからない旨、そして、いつ頃になったらわかるのかをお知らせします。 (わかり次第、ご連絡することを忘れないでくださいね)
RSVP =返信ください。
regret only=ご欠席の場合のみ、返信ください。

さあ、何を着て行きましょう?
一番、困るのは、casual smart
定義は曖昧ですが、女性は、ワンピース、スーツ、パンツスーツなどが良いでしょう。
男女共、ジーンズ、Tシャツ、半ズボンなどは避けます。
場合によっては、綺麗なジーンズはOKという場合もありますが、これはパーティー慣れした上級者にお任せして。

私は、大使館などから来る招待状の場合は、無地のワンピースにします。バッグは小さめのもの。靴はパンプス。
(柄物は無地よりカジュアルになります。 また、いくら高価なブランド物でも、大きなものはパーティーバッグとしてはふさわしくありません。ブーツはNG)

何かお土産は持って行きましょうか?
基本的に、お土産を持っていく必要はありません。

とはいえ、ホームパーティーなどの場合、何か、持っていくとしたら。。
原則、食べ物や生花など「消えて無くなるもの」です。
食べ物は、チョコレートなど、もともと高価だったものが多いようです。 賞味期限が当日のものは避けましょう。
お花を持っていく場合は、必ず、アレンジメントして、そのまま置くだけでよい形にして渡します。 その場合、事前に、パーティーに合わせたカラーを聞き、アレンジメントを持っていくことをお伝えしておくと喜ばれますね。

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忘れがちですが、招待状には、終わりの時間も記載されていることが多いです。
いつまでもダラダラせず、その時間になり、話が途切れたところで、帰ることができたらスマートですね。

。。。とはいえ、パーティーに招かれ、一番、必要とされるのは、「会話力」です。
多くの人との会話を楽しみ、パーティーを盛り上げることは、招かれたご自身も周りの方も、そして、招いた方にとっても一番、嬉しい事です。
そのために、日頃から柔らか頭でアンテナを張って、自分磨きをしていること。。その事こそ、パーティーに行く前の最大の準備なのかもしれませんね。

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アート オブ リビングでは、白金台にて、お仕事の時の何気ない会話にも役立つ教養を楽しく学ぶサロンを開催しています。 maco-style.jp

井上麻佐子のプロフィール

井上麻佐子井上 麻佐子 (いのうえ まさこ)
株式会社ザ・ブーケ 代表取締役

慶應義塾大学 経済学部 卒業後
モルガン銀行 リーマンブラザーズ証券会社 勤務
イギリス在住を経て、
株式会社ザ・ブーケ代表取締役に就任。現在に至る。

外資系金融業界を経て、イギリスにて、花装飾と生活芸術の世界と出会い、
1988年より、ヨーロッパ上流社会の生活の中での芸術、文化、習慣を学ぶ。
帰国後、花装飾の仕事とともに、2009年より、The Art of Living(生活芸術)の講座、
講演、および、執筆活動を行い、ヨーロッパの行事、習慣などを、様々な角度から、そのストーリーととも伝える活動に従事。
旅行に行ったり、映画を見たり、絵画を鑑賞したりする、現在に生きる私たちの楽しみが、より深くなる、楽しいヨーロッパの歴史、習慣をわかりやすく紹介。
美術館鑑賞 他、多数のイベントを企画。
2013年〜2015年 NHKラジオ第1 「ごごまり〜」レギュラー出演
〜暮らしに華を〜担当:毎回、ヨーロッパの伝統文化、習慣などを生放送で解説
2014年、2015年と、講座受講者とともに行く、「イングランド、スコットランドのツアー」を開催している。

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