
☆☆☆とにかく聴く☆☆☆
今回は、お子さんが何か問題を抱えている場合の対応法について書かせていただきます。
問題を抱えているというのは、具体的に兄弟げんかをしたとき、お友達同士でトラブルがあったとき、保育園、学校などで何か困ったことがあったときのことです。
こういう場合、何かしらのサインがあります。毎日一緒にいると、その子独特のパターンというものがあるので、気づくでしょう。わからなければ、日々観察してみてください。
例えば、同じようにお友達におもちゃをとられたとしても、大声でなきながら追いかける子もいます(A)また、だまって涙をためる子もいます(B)
このように個々に違うのですが、周りにいると今、困っているということがわかりますよね。おもちゃをとられたふたりに対して、あなたはどうしますか?
とられたら、「返して」と言って、返してもらうように言いにいくよう促すかもしれません。また、他のおもちゃを渡して、気をそらすかもしれません。これらも解決法のひとつでしょう。
ただ、そのこども自身の解決法でしょうか?できればこども自身がどうしたらいいか考えて、解決していけるように促してあげたいものですよね。
それには、こどもの気持ちを「とにかく聴くこと」が重要です。
「こうしたらいいんじゃない?」と提案したり、「こうしなさい」と命令したりしたくなるものですが、聴くことに徹底しましょう。
先ほどのAの場合は、ある程度見守ってみましょう。その後「返して」といい、スムーズに返してもらえれば、自分で解決できたので、いいでしょう。ただ、「返して」と言っても返してもらえなかったとします。
この場合、ふたりの気持ちを聴いてみましょう。「返して欲しい」子と「おもちゃを使いたかった」子。このふたりの気持ちを聴いてみるのです。
そして、その気持ちを受け止めてあげ、気持ちを繰り返して言ってみます。すると、お互いの気持ちがわかるので、どうしたらいいのかふたりで考えます。そうすると、とった子が返すかもしれませんし、取り返そうとした子が貸してあげるかもしれません。
「とにかく聴く」という方法で、大人が気持ちの代弁、やりとりをサポートすることにより、スムーズに解決できました。
では、Bの場合はどうでしょう。「どうしたの?」と聴いてもだまっているとします。「おもちゃを取られて悲しいの?」と聴いてみましょう。すると、うんとうなずくでしょう。その後、気持ちを言うことができないかもしれません。
その場合、「返してもらいたいかな」などと気持ちを聴いてみましょう。うん、とうなずくと、「返してもらいにいく?」と聴いてみましょう。でも、行動を起こせない場合は、「一緒にいこうか?」など声をかけます。そうすると、一緒に行ってあげましょう。
このように、気持ちを聴いていくことで、こども自身のやりたい解決法でクリアしていくのです。うん、ううん、などうなずきでもいいので、意思表示をして気持ちを教えてもらいましょう。気持ちの確認は、大切です。教えなくてはとか、大人が解決しなくては、ということはないんですよね。
これは、大人の悩み相談にも使えます。よく、悩んでいるとき、答えはすでに持っている。と言われます。本当にそうなんですよね。話を聞いてもらいながら、整理がつき、自分の答えにたどりつくものです。
「とにかく聴く」ことって、難しいですが、これに徹してみてください。とっても便利です!

