
ゆったり手順をふんで!「3段階ルール」
忙しいママは、こどもが、朝すんなり着替えてくれなかったり、ごはんも遊びながら食べたり、と時間との戦いの中で、「お願いだからさっさとやって!」なんて思うことがあると思います。急いでいるときに、ゆっくりされるとイラっとしがちですよね。ただ、いつもスムーズにテキパキする、というのはなかなか難しいです。
保育園では、集団生活なので、習慣としてしみついている、という理由やお友達がやっているから、という理由でスムーズにできるということもあります。ある意味、集団というのはとても助かります。こどもたちには、負けたくないという気持ちがあるので、他のお友達と負けないよう頑張るんですよね。ですが、やはり保育者の声かけが不可欠です。
例えば、「カッコイイね?」「すごいね?」なんてほめて、やる気を出してもらうこともします。
その他、私がよく使うのは、「3段階ルール」です。例を使って説明していきます。
例えば、お子さんが、朝、着替えているのにテレビを見て、ゆっくりやっているとします。
できるだけテレビはつけないほうがいいのですが、習慣化してしまっていることは多々あると思います。そういうときは、こうしてみてください。
まず(1段階)、「お着替えしようね?。」と声をかけます。それでも、テレビに釘付けだったとします。(この場合が多いでしょう。)
そうすると次は(2段階)、「次のCMまで見たらテレビを消して、お着替えしようね」などと一旦くぎりをつけ、着替えられるよう約束します。
この「約束」が重要です。
この後、CMになっても自発的に消して着替えないとします。
そこで最後に(3段階)、「さっきCMまで見たら、テレビを消してお着替えするって約束したよね。」と言うのです。
約束したので、こどももイヤとかたくなに拒否できません。そうすると、しぶしぶ着替え始めます。
ただ、それでも「もう少し」などと言うこともあるでしょう。そんなときは、「お約束したよね。お約束を守ってくれないと、ママは悲しいな」と気持ちを伝えてみたり、別の声かけをしてみてください。。
また、「お着替えしないと保育園行けないね。今日お休みするのかな?」などと考えさせることも有効です。
ここで気をつけていただきたいことがあります。こどもの個性や状況などにより反応は異なります。このとおりにならないからといって、その子が悪い子ではないです。
その子の反応に合わせて、やる気を引き出す方法を考えていきましょう。ある程度このルールを使うとパターンがわかってくるので、使いやすくなります。
この「3段階ルール」時間がある程度必要です。ただ、無理やりさせるより、自発的にやってもらうほうがお互い気持ちがいいですし、声かえし、待つ時間を作ると、その時間に自分のこともでき、実は楽なんです。ですので、時間は多めにとっておき、ゆとりを持ってお子さんと接してみてください。
重要なのは、「約束」ですので、ことばが出ていなくても、「うん。」など理解してうなづける月齢から活用できます。
はじめから、時間がかかるものと思いゆったりと手順をふんでやってみてください。イライラせず、思いのほかスムーズに行きます。
以上、たくさんのお子さんと関わる中で、私が編み出した秘策をご紹介いたしました。

